敬語の種類と使い分け
色々な立場の方と会話をする場合、言葉の表現を丁寧にしたり、親しく話したり使い分けなくてはなりません。
お客様や目上の方には敬意の心を表現して尊敬語を使います。
また、自分の動作や物を表現するときは謙譲語でへりくだり相手を高める表現にします。
普段基本になるのが丁寧語です。このように敬語の種類は、尊敬語・謙譲語・丁寧語とあります。 学生時代、先輩や先生に対し十分敬語を使いこなしていたと言う人もいるでしょう。
ですが、上司・お客様に使う敬語ではありません。せいぜい「です・ます」の丁寧語と、「られ敬語(見られる・聞かれる・言われる)」などの敬語ではなかったでしょうか?
社会人になれば、『立場に応じた言葉づかい』の表にあります、より丁寧な言葉遣いを覚えてください。
特に接客業の人は、必要です。 表の八つの敬語を覚えるだけでいいのです。
そして、その表にない尊敬語は、「お(ご)~になる」「お(ご)~なさる」、謙譲語は「お(ご)~する」「お(ご)~いただく」に変化させれば、ほとんどの動詞表現ができます。
クッション言葉・婉曲表現
「~してください」などとよく耳にしますが、これはお客様に対して大変失礼です。
なぜなら「~しなさい」と言い切った形で相手を無視していることになるからです。
いわゆる命令口調と同じなのです。 お客様に何かを依頼する場合は、言葉の前にクッション言葉をつけます。「
恐れ入りますが…」「よろしければ…」などです。
次に、婉曲表現します。「~願えませんか?」「~くださいませんか?」など、相手の意思を尊重する表現にします。
何かを断らなくてはならない場合なども「出来ません」ではなく「申し訳ありませんができかねます(いたしかねます)」と言いますと、相手を思いやったやさしい表現になります。
立場に応じた言葉遣いの実践
前述にもありますように、まずは言葉遣いの表を暗記してください。
暗記をする際、謙譲語を覚えるときは主語に「私が」をつけてください。
「私がいたす」「私が参る」などです。
尊敬語は「お客様(上司)が」をつけます。
「お客様がなさる」「お客様がいらっしゃる」などです。 なぜなら、お客様に対して「先ほど申された件ですが…」「食事いただかれましたか」など尊敬語と謙譲語の使い方を間違う人が多いからです。
当然、次にはその言葉を日常使うことです。その他、敬称・よく使う言葉などをどのように表現すれば良いのか、先輩を見習ってください。
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