2022年1月9日(日)「新年賀会」が開催されました。
「新年賀会」は普段中々会えない会員同士の新年の挨拶と田野会長から年明け初めての講義を聞かせていただける「初稽古」の意味合いもあります。
昨年は新型コロナの状況を鑑み、会長挨拶と初稽古のオンデマンド配信のみでしたが、今年は感染対策を万全にして行うことができました。
会場は今回初めてお世話になります西宮北口駅すぐの「ふじや本店」様。
4階で初稽古、3階で新年賀会と、贅沢にも二つの会場をお借りして、日頃よりお世話になっておりますお客様や田野会長の昔の教え子の方もお迎えし、和やかに行いました。
田野会長新年ご挨拶
まず始めに、会社の経営理念唱和、そして田野会長の新年ご挨拶です。
挨拶では、まず、一昨年前から続くコロナ禍について触れ、
会社としては研修キャンセルが相次ぎ厳しい年々であったが、その中でもオンラインやオンデマンドでの研修も徐々に増えつつあること、
また、私ども講師にとっては、慣れないオンライン授業などへの対応に苦労したことなどへの労いの言葉をいただきました。
ただし、その苦労は無駄ではなく、その分しっかり実力がついている。
今後も時勢を考えるとオンライン化はどんどん進んでいく。
そして、今年開講予定のマナー講師養成講座はその時代の流れを考え、これまで通りの対面クラスと遠方からの参加もできるようにオンラインと対面を組み合わせたクラスも開講する予定である。
是非、皆さんも講師としてチャレンジをして欲しい、との激励の言葉で結びとされました。
新年初講義「屠蘇の作法」
続いて会長の新年初講義は「屠蘇のマナー」でした。
実は、昨年と同じテーマですが、昨年は動画配信のみだったので、今年は実際に皆さんに屠蘇器を手にとって、扱ってみて欲しいとのことであえて同じテーマとなりました。
「屠蘇の由来としきたり」「作り方」
始めに「屠蘇の由来としきたり」「作り方」の説明。
屠蘇は平安初期に中国から伝わった、邪気を払い、無病息災を願って飲む祝い酒です。
屠蘇散という漢方薬のようなものを、みりんやお酒などに浸しておいて作ります。
屠蘇器の扱い方
その後、実際に屠蘇器を使って扱い方を学びました。
本来なら、実際に屠蘇散を浸しておいたお酒を味わってみたいところでしたが、説明のみで少し残念でした。
また、実際に屠蘇器を使った扱い方は、父、母、子1、子2と役割分担をして、お正月に家族でお屠蘇をいただく実演を各グループで行いました。
このように、ただ、見るだけ、聞くだけでなく、やはり実際に自分の手で扱いを行なってみることで、理解が深まりました。
記念品贈呈
新年賀会参加者には、毎年その年の干支のクリスタルの置物が記念品としていただけます。
もちろん、今年の干支は「寅」です。
また、すでに12年以上在籍している講師の記念品は「とらや」の羊羹でした。
新年賀会
その後は3Fに場所を移し、新年賀会です。
食事以外ではマスク、もしくはハンカチで口を隠し、お互いに注意を払いながら、ささやかに食事を楽しみます。
乾杯のご発声は当社の会計顧問で大手前総合事務所会社の秋山様。
日頃より、当社の税務会計でお世話になっております。
毎年この新年賀会を楽しみにしてくださっている、との嬉しい言葉と共にご発声くださいました。
そして、マナー講師養成講座が開講されるより前に田野会長が専門学校にてマナーの授業を担当していた頃の教え子の方も飛び入り参加され、宴に花を添えてくださいました。
また、お料理は見目美しく、味も大変美味しく、大満足でした。
最後は、5期生市川講師の閉会のご挨拶です。
市川講師は今年、卒寿を迎えられ、こうして毎年参加させていただくのが生きがい。
来年も参加できるようにとの希望の言葉で締めくくりとなりました。
(記 HP委員)
参加者のご感想
◆初稽古のテーマは「屠蘇式」私は全く馴染みのないものでしたが、マナー講師として“知らない” ことを恥ずかしく感じました。
実際に行ってないにせよ、知識として得られたことに感謝です。
一般的な常用マナーだけではなく、マナー講師として日本の伝統的な行事や作法をこれからも学んでいきたいと思いますし、新しい学びを喜びとし、又、伝え教えることを喜びとしていきたいと思います。知るだけではなく、実際に触れてみ体験することができたことに価値を感じられました。
◆2022年新年賀会に参加させていただきまして、ありがとうございます。
毎年皆様と新年お会いできることを楽しみにしております。
今回の講義のお題は「お屠蘇」でしたが、関西の方では「みりん」のお屠蘇を入れて飲む風習がありますが、うちの主人の九州では「日本酒」に干し柿を入れていただきます。
自宅でお正月にお屠蘇をいただくことはありますが、作法は全く無知でしたので、今更ながら勉強になりました。
最後に新年賀会の準備をしていただきました方々に深くお礼申し上げます。
◆初めての新年賀会にとても緊張いたしました。初稽古は「屠蘇」ということで、これまで馴染みがなかった為、作法がある事を知り、又、作法を知る事で、今後お正月におこなってみたいと思いました。ありがとうございました。
◆新年賀会では、会長の屠蘇の初稽古で、グループに分かれロープレしながら楽しく学ぶことができました。そして、2部では、先輩先生方や初めてお会いした方と楽しくお話ができました。また、行事委員として関わらせていただき、委員の皆様と楽しく準備をさせていただきながら勉強ができたことなど大変有意義なお時間を過ごさせていただきました。そして、着物を着て参加させていただいたことも、私にとって大変うれしかったことです。着物は、師範科の授業の着付け練習の段階から先生方には、ご迷惑とご心配をおかけしながらご指導いただき、補講までしていただきました。当日も先生方に朝早く事務所まで出て来ていただき、着付けてもらいました。感謝の気持ちでいっぱいです。先生方を見習って素敵な講師になりたいと強く感じた新年賀会でした。本当にありがとうございました。
◆コロナ禍で、前日まで、中止になるのでは⁇とビクビクしておりましたが、そのような状況の中でも、会長がご決断くださり、お屠蘇のマナーを初稽古で学ぶ事が出来ました。
とても勉強になり、私はお屠蘇セットを我が家に買う事を決めました!
来年はお屠蘇のマナーを家族に教えてマナー通りにお屠蘇を頂きたいと思います!
皆が楽しく参加できた事。
マスクごしではありますが、笑いながら会食できた事。
その事だけでも素晴らしい事だったと思います。
楽しい新年賀会でございました。ありがとうございました。
◆このような状況の中で、会を開けたことを嬉しく思います。
皆様の笑顔と美味しい料理が合い間って、として素敵な幸せな時間を過ごせました。
ありがとうございました。
◆心待ちにしておりました新年賀会。
初稽古では「お屠蘇」の由来・意味・作法を教えていただきました。
日本文化の奥深さを知ることができ、改めて、学ぶ楽しさを実感いたしました。来年のお正月はお屠蘇で新年を迎えたいと思います。
お料理もとても美しく楽しい時間を過ごさせていただきましたこと、心より感謝申し上げます。「寅」のクリスタルの置物も大切にいたします。
温かい笑顔で迎えていただいた、田野会長、優しいお言葉をかけていただいた先輩先生方、本当にありがとうございました。来年の新年賀会に明るく元気に参加できますよう、しっかり精進してまいります。