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毎日放送「ちちんぷいぷい」にて『箸の使い方』の取材を受けました。
平成27年2月9日(月) 毎日放送「ちちんぷいぷい」にて『箸の使い方』の取材を受けました。
取材内容は「今日の☆印」のコーナーにて 「お箸の使い方マナー上級編」として紹介されました。
当日の「今日の☆印」コーナーのテーマは「できれば美しくありたい」でした。
お箸の持ち方がきれいだと育ちがよさそうに見える
総合情報サイト「goo」が行った 「女性が育ちの良さそうだなと思う男性の特徴ランキング」調査の結果では、 なんと2位が「お箸の持ち方がきれい」とのこと。
確かに、食事の仕方は育ちが表われるとよく言われますから納得です。
ちなみに
1位は「口調が丁寧で汚い言葉使いやスラングは使わない」
3位は「どのお店でも店員への態度が丁寧」でした。
しかし、何より驚いたのは、 目白大学で20歳から50歳までの日本人男女対象に、 お箸が正しく持てている人の割合を調べた結果が およそ27%だったということです。
そんな中、最近では和食がユネスコ無形文化遺産に選ばれ、 和食が海外でも人気です。
そのためか 「お箸を上手に使えない海外の方を探すほうが難しくなったほど、 皆さん上手にお箸をお使いです。」 という外国人に人気のレストランの店長さんのお話が印象的でした。
番組では、正しいお箸の持ち方もきちんと紹介され、 ご出演のたむらけんじさんは少し不思議な持ち方でしたが、 少し練習しただけで正しく持てるようになりました。
お箸の正しい持ち方
当会でも正しいお箸の持ち方は日本料理のマナー講座等でお伝えしますが、 せっかくですのでご紹介いたします。
(1)一本の箸を親指の付け根に置き、薬指のツメの横にあてる。
(2)もう一本の箸を親指先にあて人差し指と中指の間にはさむ
お箸の使い方マナー上級編
最後に「お箸の使い方マナー上級編」として次の3つが紹介されました。
Q:握りずしを食べるときは『お箸』ですか?『手』ですか?
どちらだと思われますか?
答えは・・・ A:「どちらでも良い」です。
和食は美しくいただくのが基本です。
手で食べる方がお寿司が崩れません。
もし、お箸を使う場合には以下のようにするといいでしょう。
①すしを90度に倒し
②すしだねとご飯をおさえるようにつかんで、
③すしだねを下にしてしょうゆをつけます
軍艦巻きなどは、倒すとすしだねがこぼれてしまうので、 ガリをしょうゆに湿らせて、すしだねにチョンチョンと しょうゆをつけるとよいです。
次に
Q:箸袋で作る”箸置き”はあり?なし?
これはみなさん「やっていいと思ってた」というお声でしたが・・・
A:ありです。
代表的なものとして「千代結び」を紹介しました。
このように箸袋を折って、その上に箸を置き、 ”箸休め”にします。
箸先を「千代結び」に入れ込むと 「ごちそうさま」の合図になります。
そして最後は
Q:お箸を汁物につけてから食べるのはダメ?
これはみなさんどうでしょうか。
答えは・・・。
A:大丈夫です。
食事の初めは汁物からいただきますのでお箸を湿らせることになり、 箸先にご飯などがつきにくくなります。
ただし、お箸を湿らせる目的のみで汁に箸をつけるのは好ましくないですね。
お箸の持ち方は「できれば美しくありたい」もの。
そして、上手にお箸を使っておいしく和食を楽しみたいですね。