朝日放送「きよし★黒田の今日もへぇーほぉー」に出演
平成28年5月16日(月)17日(火)18日(水)の3日間 朝日放送「きよし・黒田の今日もへぇーほぉー」に 当社代表取締役 田野直美が出演しました。
こちらの番組は、西川きよしさん、黒田有さんが、 流行・グルメ・話題のスポット・かわった世界など知らなかったことに新たに出会い、 「へぇ~」「ほぉ~」と学び賢くなる!?大人の社会学習バラエティです。
へぇーほぉー先生として登場した田野の担当は冠婚葬祭に役立つ「マナー学」
結婚披露宴に呼ばれた際のマナー
第1日目の5月16日(月)は結婚披露宴に呼ばれた際のマナーでした。
招待状の返信の仕方
まずは招待状の返信から。
西川さん、黒田さんが挑戦し、それを田野が採点しました。
西川さん90点、黒田さん60点でした。
招待状の返信にもマナーがあります。
ポイントは
□自分に対する敬称はすべて消します。
御出席、御欠席、御住所、御芳名などの、「御」「御芳」などです。
消し方は、2字以上は縦2本線、1文字は斜め2本線で消します。
また、1文字を斜め2本線で消す場合の方向は決まっていて、右から左に消します。
(黒田さんは反対、左から右に消していました。)
□出席に○を付けるのも間違いではありませんが、普通は線を引くのみです。
(きよし師匠も黒田さんも出席に○をつけていました。)
ただし、”○を付けてください”と指示があれば○を付けます。
□そして、お祝いの言葉を添えます。
(これはお二人ともなさっていました。)
□あとは発信人の「行」を消して、「様」に変えます。
結婚披露宴でのスピーチで注意すること
次は結婚披露宴のスピーチです。 特に結婚式には特有のマナーがあります。
ここでは西川さん、黒田さんが 新郎の上司がスピーチをするのを聞いて、間違いを探すということに挑戦です。
次のスピーチには5つ間違いがあります。
皆さんも探してみてください。
「翼君 かおりさん ご結婚誠におめでとうございます。
只今ご紹介にあずかりました新郎翼君の 上司にあたります清谷でございます。
翼君は新入社員の頃から 非常に責任感も強く
我が社にとっては 居なくてはならない期待のホープです
これからの人生 おふたりには 苦しく険しい道のりもあるかと思います
ここで幾つか偉人たちの格言を 紹介したいと思います
かつてドイツの偉人ゲーテは
『泣いてパンを食べた者でなければ 人生の本当の味はわからない』
という言葉を残しています
これは人に甘え わがままを通してきた人には
人生というものが何であるか わからないという意味だそうです
新郎が担当するメッセンジャーの黒田さんも この言葉を噛み締めているかと思います
そして西川きよし師匠の 『小さなことからコツコツと』
これは些細なことから積み重ねる 大切さを表しています
これらの言葉を胸に刻み信頼を築きあげ 末長くお幸せに暮らしてください
長くなりましたが この辺で終らせて頂きます
貴重なお時間 ありがとうございました」
いかがでしたが?
この間違い探し、西川さんは1つ、黒田さんは3つ見つけることができました。
この中の間違いは
①ご両家への祝福の言葉が抜けている
最初に新郎・新婦を祝福した後は ご両家へお祝いとお招きに対するお礼の言葉を述べるのがスピーチのマナーです。
②「苦しい」という言葉を使った
これは「忌み言葉」といって縁起の良い言葉ではないのでタブーです
③格言を言い過ぎなところ
黒田さんの「格言は1つでええんや?」との問いに対して田野は 「それでも格言というのはあまりご御自身の気持ちがこもらない」 「前のスピーチの方とかぶることもある、そうなると次の自分のスピーチが言えなくなるなどの危険もある」などと答えています。
どうも格言に頼りすぎるのは良くないようです。
④「小さなことからコツコツと」の「コツコツ」は重ね言葉でタブー
西川きよし師匠の、とても良い言葉なのですが・・・
これは重なり言葉といって、再婚をイメージさせるのでマナー違反になります。
重ね言葉には他にも「重なる」「度々」などがあります。
⑤「終わる」という忌み言葉を使った
「苦しい」「終わる」など今後の不幸や別れを連想させる忌み言葉を使うのはマナー違反です。
以上5つでした。
スピーチで他に注意することは長さです。
スピーチの長さは3分以内にしましょう。
続いてはテーブルマナーでした。
洋食のテーブルマナーで注意すること
洋食のテーブルマナーに黒田さんが挑戦です。
ポイントはナプキン、ナイフ・フォークの使い方です。
まず、黒田さんはナプキンを取り、広げて膝の上に置きました。
実はここで田野から×チェックが入りました。
そして、外側に置いてあるナイフとフォークを取り、 舌平目のムニエルに挑戦。
舌平目の背骨に沿ってナイフを入れ、外側の小骨を外してから身を取りだしました。
これは○。
続いてワインです。
普通に飲んでいましたが、田野からは×チェックが入りました。
ここで終了です。
点数は?との問いに70点くらいと答えた田野。
あまり自信がなかった様子の黒田さんは結構良いとうれしそうでした。
さて、解説です。
まずナプキンの扱い方です。
黒田さんは広げたまま膝の上に置いていました。
実はナプキンは二つ折りで折り目をひざ方向にすると良いです。
ワインをいただく時には必ず先にナプキンで口をぬぐってからいただく。
これはグラスに油汚れがつかないようにするためです。
また、ナプキンで口をぬぐう時は、一枚目をめくって、内側を使ってぬぐいます。
これはナプキンの汚れが他人から見えないようにするするためです。
フォークとナイフはオードブル、魚料理、肉料理の順に合わせて外側から使うのがマナーです。
これは黒田さん正解でした。
舌平目のムニエルを食べる時は、頭と尻尾のあたりに切れ目を入れ、 真ん中の骨に沿ってナイフを入れます。
小骨の多いエンガワ部分を外して、奥にある身から外して、手前に持ってきて食べるのが正しいマナーです。
西川きよし師匠、黒田さん、「きよし・黒田の今日もへぇーほぉー」スタッフの皆さま、お招きいただきましてありがとうございます。