朝日放送「きよし★黒田の今日もへぇーほぉー」に出演
平成28年5月16日(月)17日(火)18日(水)の3日間 朝日放送「きよし・黒田の今日もへぇーほぉー」に 当社代表取締役 田野直美が出演しました。
こちらの番組は、西川きよしさん、黒田有さんが、 流行・グルメ・話題のスポット・かわった世界など知らなかったことに新たに出会い、 「へぇ~ほぉ~」と学び賢くなる!?大人の社会学習バラエティです。
へぇーほぉー先生として登場した田野の担当は冠婚葬祭に役立つ「マナー学」
第3日目の5月18日(水)は目上の方や気を遣う方への訪問のマナーでした。
目上の方や気を遣う方への訪問のマナー
今回は「きよし・黒田の今日もへぇーほぉー」のプロデューサーのお宅に ご挨拶に行くという設定で、西川師匠、黒田さんそれぞれ挑戦です。
さあ、お二人はどうでしょう。
座る場所(上座・下座)、 手土産の渡し方、ケーキの食べ方などをチェックしました。
まずは黒田さんから挑戦です。
部屋へ通されて、最初に黒田さんが座ったのは・・・、
入り口から一番近い1人がけのソファ。
ご本人は下座に座りたい様子ですが、自信がない様子。
そして、手土産を足元に置きましたが、これは×。
その後プロデューサーが入ってきた時に、立ち上がってご挨拶。
一旦座り、手土産を紙袋から取り出し、渡しました。
が、ここでも×が・・・
そして、紅茶とショートケーキの登場です。
さあ、ショートケーキの食べ方はどうでしょうか。
まずは両手を使い、ケーキの周りのフィルムをはがします。
が、「手が汚れますね」とここでも×。
その後はしばらく談笑し、辞去の挨拶をして終了。
終了後の黒田さん「完璧やったわ!」と自信満々。
次は、西川師匠が挑戦です。
師匠は、部屋へ通されると、迷わず黒田さんと同じ場所へ座りました。
そして、手土産をテーブルの上へ置きました。
すぐにプロデューサーが入ってきたので正式な挨拶があり、 その流れで手土産を紙袋に入れたままお渡ししました。
が、ここで×が・・・。
手土産の渡し方はお二人ともマナー違反がありました。
どこがいけないのでしょうか。
そして、プロデューサーの奥様がノックをし、 お茶とケーキを持ってきましたが、 師匠、大きな声で「はい!」とお返事。
しかし、「お客様は返事はしません。」と田野からツッコミが・・・。
それから師匠、立ち上がり、丁寧に奥様にご挨拶。
でも、プロデューサーが何かお話しようとしていたのですが・・・。
さあ、次はショートケーキです。
黒田さんと違って、フィルムをフォークで巻こうとしていますが、 なかなか上手くいきません。
この田野の判定は×。
「いい線いってますが、ちょっと違うんです・・・」
結局、悪戦苦闘の末、フィルムもケーキもくちゃくちゃに・・・
そして、やっとの思いでケーキを一口、口にするも・・・、
「食べ方×です」
その後、30分しゃべり続けて、 プロデューサーに話を上手にしめてもらい終了。
さあ、お二人の採点は・・・、
黒田さんは60点、並かちょっと上くらい。
師匠は良い点がちょっと増えていて70点くらい。
という結果です。
では解説です。
部屋へ通されたらどこに座るか?
まず、上座と下座がどこかということです。
下座に座りたかった黒田さん、実はちゃんと下座に座れていました。
ただ、悩んだのが、椅子。
1人がけ用の椅子は肘掛けがありとても立派に見えます。
師匠いわく「偉そうに見えるやろ!」ということなのですが・・・。
通常は出入り口から遠い、長椅子ソファが上座になり、 一般的にはお客様が座ります。
ですが、今回の場合は、部屋へ通してくれた奥様が上座を勧めませんでした。
そのような場合、目上宅に伺っているということで、 謙虚に下座に控えたのはお二人とも大正解でした。
相手との関係性によっては謙虚に下座へ座るのもマナーのひとつです。
手土産の渡し方
次に手土産の渡し方です。
黒田さんは手土産を座ってから渡していました。
本来は正式な挨拶をして、座る前に渡します。
これは西川師匠はできていました。
ですが、手土産を置く場所はお二人とも間違っていました。
床に差し上げるものを置いてはいけません。
テーブルもダメ、ではどこに置くのでしょうか。
椅子、ソファーに置きます。
また、手土産を渡すとき、 黒田さんは紙袋から出して渡し、師匠は紙袋ごと渡しました。
これは黒田さんが正解でした。
品物を出した後の紙袋の扱いですが、 二つ折りにして、お品物の下に敷いてお渡しすると良いでしょう。
紙袋を品物の上に置いて渡すのはタブーです。
そして、渡す前に180度回転させるのがポイントです。
熨斗がついていると、方向が分かるのですが、 分からない場合もお相手の目の前で方向を変えてお渡しする方が良いです。
ショートケーキの食べ方
続いてはショートケーキの食べ方です。
きれいに食べるコツはケーキに巻いてあるフイルムを取る方法にあります。
まず、フォークの先をフイルムに引っ掛けるように刺します。
師匠はこの後、外に巻こうとしたので失敗しました。
引っ掛けた後は、最初、少し手を添えていいので、 フイルムをフォークの内側に巻きつけます。
そして、クルクル内に巻いていけば、きれいにはがすことができます。
そうすれば、クリームが外側につかないので、お皿も汚れず、 巻き取ったフイルムを手で触っても汚れません。
そして、汚いのを人に見せないように手前に置き、フォークを抜きます。
このようにすると、クリームが中についていますから、 広がらずに収まってくれます。
次に食べ方ですが、きれいに食べるには順番があります。
一口目はとがった先端を食べます。
二口目は一口目の後ろの部分を食べるのですが、 その時、フォークで切るのを、下まで下ろさないのがポイントです。
途中で止めて、ちょうど中のクリーム部分までを一度口へ運びます。
その後で、残りの下部分をカットしていただきます。
ちょうど、その頃にはイチゴの部分まできていますので、 放っておくとイチゴが落ちてしまうので、この時にイチゴを食べます。
まだ、イチゴのところまで到達していないのに イチゴを食べてしまうのは、子どもっぽいのでやめましょう。
せっかく出されたケーキを倒してしまうのは不恰好です。
倒れないように、段々にして食べるときれいに食べることができます。
そして、最後に田野から西川師匠にひとこと。
奥様が来られた時、師匠はご丁寧に奥様にご挨拶なさっていました。
これは師匠のお人柄がよく表れていて良いのですが、 今、対面していたご主人のプロデューサーは放ったらかしになっていました。
このような場合は今対面している方を無視してしまうことになるので、 奥様に対しては会釈程度で良いでしょう。
気を張らないところならいいのですが、 このような目上の方や、ご主人の職場の上司の方、 または親戚などへ伺う際にはかなりマナーを気にしなければなりません。
ご参考いただければ幸いです。
西川きよし師匠、黒田さん、 「きよし・黒田の今日もへぇーほぉー」スタッフの皆さま、 三日間ありがとうございました。