こんにちは。 関西作法会Yです。
先日、8月6日(土)研究科勉強会に参加しました。
研究科勉強会とはその名のとおり研究科の勉強会です。
研究科には私どもの主催するマナー講師養成講座、専科、師範科と順に修了したのち、 さらに学びを深めたいという講師が所属しています。
研究科は他の科と違い、毎週この曜日という定期的なものではありません。
研究科に所属する講師からこういう内容を学びたいという声があれば、 その内容に即して講座を開催する勉強会です。
今回は、教育研究開発機関サポートの岡本佳孝先生をお招きし、
「~2時間でヒントを得る即効型~教職講座リーダーシップ研修」を受講しました。
マナー講師養成講座を修了し、 実際に大学や専門学校の学生達と接するようになると、 楽しい中にも色々な悩みに直面します。
私は、大学、専門学校ともに担当しています。
担当する科目にもよりますが、 通常は限られた時間の中で多くのことを伝えなければなりません。
そして、伝えるためにはまず学生さんに聴いてもらわないといけない。
でも、聴いてくれないこともしばしばあります。
そういう悩みが少しでも解消できればと思い参加しました。
今回の岡本先生の講義は
「理論を話すのではなく、実際にやりますので体感してください」
とのことでしたので、充分体感させていただきました。
まずはテレビの通販番組を例に取ったお話でした。
普通のテレビショッピングのトークは、 例えばデジタルカメラであれば、 ○○万画素なので印刷しても写真がきれいとか製品の特徴や性能をアピールします。
ところが、岡本先生が参考にすべきとオススメの「ジャパネットたかた」のトークは、 このカメラを使ってお孫さんの運動会で撮影すると、 そのまま家に帰ってプリンターに直接つなげれば、 「ハイ!このとおり!!」 お孫さんが運動会から帰ってくる前に写真が出来上がっています。
というようなもの。
(いやー、本当にテレビ通販を見ているようでした。)
それにより私が感じましたのは
「理論を話すのではなく、これから学ぶことが何に役立つのか ということを話すと聴いてもらえるし理解もできる」
ということでした。
他に、学生達を惹きつけるためには、 その年代がやっている行動を実際に行なってみて ジェネレーションギャップを埋めることや、 日頃からの情報収集を怠らないなど努力も必要であるということ。
岡本先生はそれをしっかり行なっていらっしゃるのだと感じました。
また、即効型というだけあり、 アイスブレーキングスキルとして、友好話法、三段論法のお話や 気質による対人法、心理話術などはすぐに活用できる内容でした。
ぜひ、今後のお仕事に活用させていただきます。
岡本先生、この度はお世話になりましてありがとうございました。