平成28年度 関西作法会 修了式・許状式が行われました
2017年4月9日(日)11:00~14:00
場 所:ノボテル甲子園 甲陽の間
修了式・許状式 式次第
会訓十ヶ条唱和
修了証・許状授与
5年10年勤続表彰
優秀賞受賞表彰
会長挨拶
記念撮影
懇親会パーティ
修了式・許状式
関西作法会では、毎年4月に修了式ならびに許状式を行っています。
「マナー講師養成講座」「専科」「師範科」修了生に修了証。
そして、申請者には修了した科目によりそれぞれ「準師範」「師範」の許状が授与されます。
また、師範科修了後、講師として5年、10年と活躍した講師や、 各種ビジネス検定を優秀な成績で合格した講師も表彰されます。
本年はご来賓に、 株式会社H&Rコーポレーション 専務執行役員 佐古田 修様をお迎えし、 厳かにとり行われました。
本年度の修了証・許状授与者は講師養成講座修了1名・専科修了5名・師範科修了2名。 表彰状授与者は5年勤続2名、10年勤続1名。
また、本年はサービス接遇1級優秀賞受賞の表彰が1名でした。
本年は今回専科を修了し新師範科生となった 24期生の谷澤明子さんの感想を中心にご紹介します。
養成講座~専科で学んだこと…
今年は桜の開花が少し遅く、満開の中迎えた許状式。
“師範の許状式は着物を着る”と決めておりました。
お嫁入りの際に母が用意してくれた着物でしたが、 一度も袖を通すことなく十数年が過ぎ、少しは親孝行が出来たように感じます。
許状式に向かう途中、少し雨模様でしたが夙川沿いの桜を眺めながら、 ふと一年半を振り返ってみました。
授業が始まる時に「よろしくお願いいたします」と、 お辞儀をし、会訓十か条の唱和を致します。
養成講座をご担当いただきました先生が 「お辞儀は心を込めてね。会訓はただ唱和するだけでなく、 会訓の意味も考えてみて…結構深いのよ」とおっしゃいました。
養成科生の時は、お辞儀の角度ばかり気になり、 会訓は暗記することに必死で余裕がございませんでした。
専科生になり、ある時先生の言葉を思い出し、 早朝に遠方からお越しくださいます市川先生に 感謝の気持ちを込めてお辞儀をするように心がけました。
…すると、私自身の心が穏やかになり、 自然に表情が柔らかくなるような気が致しました。
そして何故か幸せな気分になりました。
養成科の時は、知識の他にマナーの基本・コミュニケーションの大切さと、 お教えくださいます先生・一緒に学ぶ同期・お世話になっている先輩先生の皆様に 感謝の気持ちを忘れてはいけないことを学びました。
専科では、会長はじめ先輩先生のアシスタントをさせていただき、 知識や所作を身につける…体得する豊かさを学びました
(まだ身についておりませんが…)
この一年半、知識や所作だけでなく、 心もマナーを学ぶことが必要だと気付かせてくださったように思います。
許状式が始まり会訓十か条を唱和致しますと、 お世話になった先輩先生のお顔が浮かび、 感謝の気持ちでいっぱいになり、不思議と心が落ち着いて参りました。
準師範の許状式では、緊張のあまり周りが見えず、 千鳥足でロボットのようなに動き、 「ここで行礼」「ここで真礼」と心の中で呪文を唱えておりました。
師範の許状をいただく今回は、 来賓席にはいつも優しいお言葉をかけてくださる高田先生がいらっしゃり、 講師席にはお世話になっている先輩先生の皆様がいらっしゃり、
皆様があたたかい笑顔で見守ってくださっていましたので、 自然にお辞儀をしていたように思います。
角度は…(泣)
その後の懇親会パーティでは、35周年の式典を通じて 沢山の先輩先生とお話しする機会に恵まれましたので、 大変楽しく心もお腹もいっぱいになり、幸せな時間でございました。
今後は、会訓十か条を心に留め、師範科では初心を忘れることなく、 伝え教えることに喜びを感じ、講師として“慣れて”も“狎れない”と 肝に銘じて励み、学んで参ります。
結びに、田野会長、高田副学院長はじめ先輩先生の皆様、行事委員の皆様に 心を込めて感謝とお礼を申し上げます。
誠にありがとうございました。
(谷澤 明子 記)
ご参加の皆様に、感想をいただきました!(一部抜粋です)
◆関西作法会の門をたたいて1年半がたちました。
先生方に見守られる中、会長から許状を受け取り、身が引き締まる思いでした。
養成科修了の時よりも、より一層に重みを感じました。
そして、貴重なお時間の中、サービス接遇検定の表彰まで行って頂き、 大変嬉しく、感謝の思いでいっぱいです。
「講師」としての自覚をしっかりもち、 これから新たな一歩をふみ出していきたいと思います。
有難うございました。
◆普段お話しする事の出来ない大先輩の先生から、 気さくに話しかけて頂き楽しく会話しながらお食事を頂きました。
至福のひとときでございました。ありがとうございました。
◆養成科生・専科生・師範科生・勤続年表彰の方、 許状や表彰を受けられる方々が、全員、来賓席、そして、講師席に対して、 笑顔でお辞儀されていたことが、とても印象が良く、微笑ましく感じました。
◆パーティーの中で行われた師範科生と5年勤続表彰の講師によるスピーチがドラマティックで素晴らしく感動的でした。
◆各々の科を修了された受講生は ご自身の努力、達成感、充実感をいっぱい胸に抱きしめ感無量の面持ちでした。
正式に則った式典に、一同が緊張した姿勢で臨むのも修行・鍛錬の一つだと思う。
私が感動する一番好きな場面です。
◆厳かな許状式での緊張感、そして、懇親会での和やかな雰囲気、 始まりの季節に相応しい行事だと改めて感じました。