平成31年4月20日(土)
今回の研究科勉強会では、ハラスメントについて取り上げました。
講師はマナー講師養成講座17期生で、 ご自身も法人を立ち上げて幅広く活動なさっている土居早苗講師にお願いしました。
私が講座を聞く前のハラスメントのイメージは
いわゆる何らかの嫌がらせや迷惑行為を誰かに対して行うこと、
又はそういった嫌がらせや迷惑行為を受けるということ、でした。
が、講座を聞いてショッキングだったのは、
ハラスメント行為をしたとされる側が どのような気持ち
(例えば善意であった、無意識であった、その人に向けた行為ではなかった) にしても、
相手がハラスメント行為だと感じてしまえば、
それはハラスメントとして認定されてしまうということです。
それは講師としてはしっかり認識しておくべきことだと思いました。
また、今回は、何十種類とも言われるハラスメントのうち
「パワーハラスメント」
「モラルハラスメント」
「コミュニケーションハラスメント」
「ジェネレーションハラスメント」
「エアーハラスメント」
「ジェンダーハラスメント」
の6種類に絞り 「職場で問題となるハラスメント」として 事例と共に詳しく説明くださり本当にわかりやすかったです。
ちなみに一番印象に残ったハラスメントはエアーハラスメントです。
それはある特定の人を貶める雰囲気を意図的に作り出す(これはハラスメントっぽくてわかりやすい!)とか、
場の空気を読まず、その場を気まずい雰囲気にしてしまう(これは無意識にやっているかもしれない)ことだそう。
客観的に見ると、やっちゃってる方は非常に多く、 しかも恐らく気づいてないので非常に怖いなと思いました。
だんだんと積み重なって、いつか相手が大爆発で訴えられる、 そんなイメージを持ちました。
こうなってくると、 「何もできない」「話せない」と思ってしまいますが、 そこはしっかりハラスメントを起こさないためのヒントも教えていただきました。
それは、観察と気遣いです。
しっかりと相手の状態、状況を観察し対応すれば、 相手の嫌がることをしてしまう可能性は減ります。
また、仕事は楽しいことばかりではないので、 相手にとって嫌なことを依頼しなければいけないことがあります。
その時は、最大限の気遣いをしっかりと言葉で伝え、その上で了承を得る。
こちらも具体的事例で説明いただいたので活用していきたいと思います。
今回の講座は私どもが講師、特にマナー講師として教壇に立つ場合、 本当に気をつけないといけないことが学べ非常に有意義な時間でした。
お忙しい中、ご担当いただきました土居講師に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
研究科委員会では、講座を行うにあたって役立つ知識、 マナー講師として知っておいて損しない教養としての知識などの中から、 研究科所属の先生方が望むものを勉強会として企画して参ります。
ご意見ご希望はどんどんお寄せくださいませ。 (研究科委員会 記)
ご感想いただきました!
◆先日は、大変有意義な講座を受けることができ、とても、勉強になりました。
講座では、一つ一つのハラスメントに対して付随するエピソードや事例がわかりやすく、丁寧に説明してくださったので、納得しながら「ハラスメント」について理解することができました。
時代が変わっていく中で、自分自身が講師として、ハラスメントに関わらないようにするために、どのような心構えや危機管理をしていくべきかを改めて考えることができました。
また、ソーシャルタイプのワークも大変興味深く、自分のことを知り、そして、相手に関心を持つことの重要性を感じました。
その他、如何に普段から様々なことにアンテナを張り巡らせることが活きた講座に結びつくのかといったことも勉強になりました!
研修をしてくださった土居先生をはじめ、研究科委員の皆様、誠にありがとうございました。
◆研究科、『ハラスメントを起こさないために』は、大変有意義な講義でした。
講師の私たちは、被害者ではなく、誰もが知らず知らずに加害者になってしまう可能性がある!ということ。
そうならないためにはどのようにすれば良いかを、事例を交え分かりやすく、かつ、危機感を持って説いてくださいました。
時には、ハラスメント行為をしているつもりはなかったけれど、それはハラスメントにあたる?!身に覚えがあり(冷や汗!)、また時にはそういう人が身近に居て(苦笑笑っ!) あっと言う間の140分でした!
『相手を思いやる、気遣う一言をプラスする』分かっているつもりが、出来ていない自らを省みる最大の機会ともなりました。
土居先生!ありがとうございました。
講師は全員受けるべきだと思いますよ~!