こんにちは。
関西作法会 Yです。
先日開催しました「心のおしゃれ講座」のご報告です。
日時 令和3年9月25日(土) 午後1時30分~3時
会場 トータルマナー株式会社
講師 トータルマナー株式会社 藤本 志津恵
内容 和食のマナー
では、講座を担当した藤本講師よりの感想です。
心のおしゃれ講座「知って良かった、和食のマナー」令和3年9月25日
食事は人間にとってかかせないものです。
特に和食は2013年にユネスコ無形文化遺産にも登録され愛され続けている食事です。
そのような日本料理の特徴や歴史、また、実際に食事をする際の所作などを楽しく実技を交えながらお伝えしました。
内容
・日本料理の特徴 三つの「き」
・日本料理の種類と歴史
・食事のマナー
・食べ方の順
・器や箸の扱い方(実技)等
まず、日本料理を味わう時に忘れてならない三つの「き」があります。
それは
気持ち(心)の「気(き)」
季節の「季(き)」
器(うつわ)の「器(き)」です。
“ご馳走する”という言葉がありますが、これは接待側が馳せ回って材料を整え、調理して客をもてなすということです。
日本料理は、この三つの「き」を特に大切にして、相手をもてなします。
だから、いただく側も、その気持ちを大切にして、旬の食材を使った料理に季節を感じ、その料理に合わせた多種多様な器を楽しみながら、美しい所作でいただきたいものです。
そして、日本料理の歴史と種類では、現在の日本料理の原型と言われる「本膳料理」の紹介から時代を経るにしたがい派生してきた「懐石料理」や「会席料理」も紹介をしました。
皆さん、メモを取りながらとても熱心に聞いてくださいました。
また、食べる順としては、まず汁椀のフタを取り、次に割り箸を扱います。
箸袋があれば千代結びにするといいですね。
箸置きがない場合はそれを箸置き代わりに使います。
割り箸は床と移行に扇を広げるように割りましょう。
そして最初に汁に口をつけます。
このように、実際に食事をする際の所作として、蓋つきの汁碗の蓋の取り方、割り箸の割り方、汁のいただき方、箸の持ち方などの実技を行いました。
箸袋を千代結びにしたり、まるめた紙を料理に見立てての箸使いの実技では、皆様とても楽しそうに取り組んでいただき「小学生、中学生にぜひ聞かせてあげたい」とのお言葉も後でちょうだいしました。
タイトルの「知ってよかった和食のマナー」は、私自身がトータルマナーで学んだ知識を「知ってよかった」と実感したからです。
外で誰かと食事をいただく場面で迷うことなく振る舞えること、家族が間違った箸の扱い方をしていたときには、なぜいけないのかまで説明ができるようになったことは、私にとって財産となっています。
ぜひ、今回の内容を日常生活でも活かしていただければと思います。
受講くださいました皆様、ありがとうございました。
(記 藤本 志津恵)
【受講生の声】(一部抜粋)
・わかりやすく、対面で質問しつつ、わきあいあいの講座でした。とても良かったです。
・日本料理の歴史、作法を分かりやすく学ぶ事ができました。普段なにげなく食している和食の基本マナーを改めて学ぶことができてありがたく思いました。
・何気なく食している和食の基本マナーを教えて頂けて、今後に役立つ情報がたくさんでした。
・あいまいなところが多かったので、あらためて知ることができて良かったです