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「老舗仕出し割烹の会席盛り付け体験」 研究科勉強会

令和5年10月21日(土)
日本文化体験 庵an京都

和食は、

平成25年12月、「和食:日本人の伝統的な食文化」として、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。


今回の研究科勉強会では、そのような和食文化の一端に触れ、京都の仕出し文化を学べるよう、京料理の盛り付け体験を企画しました

 

京都では、お客様を自宅へ招く際、「自分で料理を作って振舞う」というのではなく、料理屋さんに料理を持って来てもらう、「仕出し」という文化が古くから根付いているそうです。

現代風にいえばケータリングですね。

 

そして、京都らしいのは、その料理を自分で器に盛りつけてお客様にお出ししするというところです。

自分で器を選び、心を込めて盛り付けるところがまさに「おもてなし」ですね。

 

今回、「日本文化体験 庵an京都」様では食材と器をご用意いただき、盛り付けのポイントをレクチャーいただきながら、自分たちで盛り付けて、最後はそのお料理をいただけるというプランの「京都で味わう老舗仕出し割烹の会席盛り付け体験」でお世話になりました。

 

体験会場に案内されると、すでに食材と器が用意されていて、テンションが上がります。

 

早速、説明を聞きながら、盛り付け開始です。

 

 


お客様が喜んで召し上がれる、美味しく見える盛り付けをしなければいけません。

ちょっとしたことですが、器の向きを変えるだけで雰囲気がガラリと変わります。

 

盛り方にも色々あって、

 

平たく盛るよりは立体的に盛る方が美味しそうに見えるとか。
余白を大切にするとか。
色合いも考えるとか。
人の目の動きを考えて、目を引くものを配置するとか。

 

勉強になる~。

 

丁度もうすぐお正月、おせち料理を詰める時に役立ちそうという意見を耳にしました。(確かに!)

 

同じ食材、同じ器ですが、やはり盛り方に個性が出ますね。

用意された食材の盛り付けが終わると、残りのお料理も出していただき、実食です!

 

ご飯や汁物、焼物などがそろうと、中々高級感が出てきます。
(自分の盛り付けを自画自賛)

 

 

今回のお料理は京都五条にある「泉仙」様
本店は仕出し専門店のようです。
とても上品で美味しいお料理でした。

 

盛り付け方には、正解というのはないそうです。
美味しそうに見えるポイントを押さえつつ、お客様の喜ぶお顔に思いを馳せながら盛り付けるというのが良いのかな?と感じました。

 

美味しいお料理と役立つ知識の両方いただけてとても有意義な時間でした。

 

インストラクターの先生、日本文化体験「庵an京都」のスタッフの皆さま、お世話になり、ありがとうございました。

 

研究科委員会では、講座を行うにあたっての役立つ知識、マナー講師として知っておいて損しない教養としての知識などの中から、研究科所属の先生方が望むものを勉強会として企画して参ります。

ご意見ご希望はどんどんお寄せくださいませ。
(研究科委員会)

 

参加者の感想です。

 

◆プロのお話を聞くだけでなく体験できたのでとても楽しかったです。

季節を感じるお料理はどれも美味しくボリュームもあり大満足でした。

盛り付けについては、高さや向きを少し変えるだけで違って見えることや、お箸でつかみやすい置き方など、普段あまり意識していなかったことを学べました。

今は器選びや食材の色合いも考えて盛り付けるようになり、早速活かせています。ありがとうございました。

 

◆とても楽しみに参加させていただきました。きれいに出来ている食材を盛り付けるだけなのに、おいしそうに盛り付けるのはなかなかむづかしいと感じました。

 

◆会席の盛り付け体験は大変勉強になりました。
ちょっとしたことで食材が美しく見える盛り付け方、見せ方のコツが分かりましたので、今後に活かしていきたいと思います。
お料理もほどよいボリュームで美味しかったです。

 

◆日頃、実践できる(活かせる)楽しくためになる企画でした。

 

◆盛りつけには、そこそこ自信がありましたが、限られた食材を決められた器(八寸)に盛りつけるのは結構難しく、良い勉強になりました。

特に‘余白を活かす’の余白の使い方が難しかったですね。

 

◆一人では経験できない内容で“おもてなしの心を大切にする 関西作法会・トータルマナー(株)”にふさわしい研究科勉強会でした。

ありがとうございましたm(_ _)m











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