児童福祉に携わる新入職員対象 接遇マナー研修
平成29年3月1日(水) 西宮市保育協議会様
講師:トータルマナー株式会社 代表取締役 田野直美
アシスタント講師:トータルマナー株式会社 谷澤明子
西宮市保育協議会様のご依頼で、 この春から児童福祉に携わる新入職員の皆様対象の「接遇マナー研修」が 西宮市市民交流センターにて行われ、アシスタントとして同行致しました。
受講生は60名。 会場の扉を開けますと、ほとんどの方がリクルートスーツに身を包み、 ご着席になっていました。
研修は、 「社会人としての心得」 「保育の現場で働く心構え」 の話から始まりました。
講師から “幼い子どもの命を預かっていると自覚すること” “少しの気の緩みが事故につながること” に関して、実際に起きた事例が紹介されると、 皆様の表情に少し緊張感が走ったように感じました。
真剣な表情でメモを取り、熱心に耳を傾ける方がいらっしゃる一方で、 午後からの研修ということもあり、眠ってしまわれる方、 足を組むなど、まだまだ学生の感覚が残っている方も若干お見受けいたしました。
そのような時、アシスタントはそっと近づき、 周りに知られないよう、その方に恥をかかせないように、 タイミングを見計らって促します。 身をもって経験する事も大切な研修の一つだと私たちは考えております。
研修が進むにつれて、皆様の表情に少しずつ変化が見られました。 “思いやりの心は目で見ることはできない” 『こんなにも愛情を注いで保育している気持ち』は、 どうやって子ども達や保護者に伝えるの? という講師の問いかけに皆様は困惑したご様子。
「心は、『表情→笑顔、言葉→あいさつ言葉、態度→お辞儀』で相手に伝えるのよ」 という言葉に、受講生の皆様の心に一筋の光が差したように感じました。
当社のオリジナルDVDを用いての笑顔レッスンでは、さすが保育士の皆様。 “笑顔のキープ”の場面では、皆様の素晴らしい笑顔に心が温かくなりました。
当社では、お辞儀の研修は実際にビデオ撮影を行い、 受講生の皆様にご覧いただきます。 実技は恥ずかしさの方が勝ってしまいましたが、 フィードバックすることでご自身のクセや直すところが 明確にご理解いただけたようでした。
最後は、電話対応の実技。 研修用のデモ電話機を使用して、 2人ペアになって会話し、その会話を録音致します。
受講生の皆様は、初めて聞くご自身の声に 「思っていた声と違う!」と驚いていらっしゃいました。 研修終了後の皆様の素敵な笑顔を拝見しながら、 これから新社会人として、保育士として、 必要なことを学び心新たになさったように感じました。
女性の社会進出が目覚ましい中、子ども達にとって保育園は“第二の家” 受講生の皆様が、「保育園での子ども達のお母さん」として、 「保護者の皆様の子育てのパートナー」として、沢山の方々から信頼され、 愛される保育士に成長されますことを心からお祈りいたします。
(谷澤 明子 記)
【今回のカリキュラム】
1.マナーの重要性
・マナーとは
2.温かい心の投げかけ ~あいさつのマナー~
・あいさつの重要性 ・お辞儀の実践
3. 敬意を伝える ~会話・言葉づかいのマナー~
・立場に応じた言葉づかい ・応対の基本用語
4. 感じの良い ~電話応対のマナー~
・基本の受け方・かけ方 ・不在処理・伝言の聞き方 トータルマナー株式会社では、業種、業態に合わせて、 ご要望に応じてカリキュラムを作成することが可能です。 お気軽にお問い合わせください。