田野会長インタビュー 第13回 あいさつのマナー その2 2016年2月
トータルマナー株式会社、関西作法会、会長 田野直美が あいさつのマナーについて対談しています。
是非、生の声をお聞きください。
~概要~
今回のテーマは前回に引き続き「あいさつのマナー」である。
前回は「あいさつのマナー」のポイントのうち、
「笑顔」と「お辞儀」について触れたが、
今回はもう一つのポイントである「挨拶言葉」についてである。
「挨拶言葉」と聞くと「お早うございます」「こんにちは」
などでそういったあいさつは普段からできていると言う方が多いが、
それだけでは良いコミュニケーションは取れない。
もちろん、笑顔で相手を見るなどをしないとただの社交辞令になってしまう。
そして、「お早うございます」だけではなく、
挨拶言葉は豊かに、より多くの挨拶言葉をスムーズに言えると、
そこから会話が始まり、より良いお付き合いができる
では、挨拶言葉を豊かにするにはどうすればいいのだろうか?
それには三つのポイントがある。
一つめは
1.相手の名前を呼んで
これは、ただ単に「お早うございます」と言うより、
「佐藤さん、お早うございます」と言うということ。
名前はその方だけの固有名詞である。
それを笑顔で言われることにより、
相手は「私に好感をもって認めていただいているのだ」と嬉しくなるのである。
二つめは
2.プラスの一言
プラスというのには二つの意味が含まれる。
ひとつは「お早うございます」の後に
「今日もいい天気ですね」「今日はよろしくお願いいたします」
など、言葉をプラスするということ。
もうひとつは
「いつもお元気ですね」「素敵なスカーフですね。良くお似合いですよ」
などのプラス(良い意味)の言葉を添えること。
反対に「お顔の色がすぐれませんが大丈夫ですか」などのマイナスの言葉はタブーである。
三つめは
3.「行動に言葉を、言葉に行動を」心掛ける
これは、「自分が動作をしたときはできるだけ言葉を添える」ということ。
例えば、人のすぐ前を通る時は黙って通るのではなく、「前を失礼します」と言う。
そして、会釈をしてすぐ前を通るのであれば、小腰をかがめるなどの行動をとる。
「行動に言葉を」添える習慣ができると挨拶言葉が豊かになる。また、
「言葉に行動を」気を付けるとマナーの身ごなしが身に付く。
これも前回のお辞儀、笑顔と同じく、
頭で理解するだけでなく日々の努力、意識付けと訓練が大切ということである。
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