田野会長インタビュー 第3回 マナーの心を表現するには その2 2014年6月
トータルマナー株式会社、関西作法会、会長 田野直美が 前回にひきつづき『マナーの心を表現するには』 というテーマで対談しています。
是非、生の声をお聞きください。
今回は見て分かる『角持ち(かどもち)』の動画もあります。 そちらも是非ご覧ください。
~概要~
「マナーの心を表現するには」どのようにすればいいのか?
マナーとは相手を気遣う心が最も大切なのだが、
それは目に見えないものである。
だから、形で表現することが大切。
当社ではマナーの心を形に表現するには三つの柱があると考えている。
1つめは「自然であること」
2つめは「理にかなっている、合理的であること」
3つめは「美しい所作であること」
今回の話題は2つめの「理にかなっている、合理的であること」
とはどういうことであるかを物の受渡しを例にあげ説明している。
「物を人に手渡す場合、渡す時に、相手の方向に向けて、
丁寧に両手で渡すというのが基本です。」
だから、目の前にいる人に本などを手渡す場合、
相手の目の前で本の方向を変えるために一回転させて
方向を変えてから両手で丁寧に渡します。
だが、並んで座っている場合はどうか?
このような場合は『角持ち(かどもち)』と言って、
本の角を両手で持って渡すと、スマートで取りやすく、
しかも早く相手に渡せる。
「目上の方にお渡しする場合でも、両手で扱っていますので
失礼になりませんし、方向も相手に相手に向いていますね。」
「いかがですが。合理的で理にかなっていますよね。」
角持ち(かどもち)で気を付けることは
「右手でしっかり持って、左手は相手の手と重なることを意識して、
自分の手を少し早めに引くと手がぶつかりません。」
「なるほど、仰るとおりです。相手が取りやすいように気遣うこと、
これも大切なマナーですね。」
今回の動画は会話だけでなく、実際に受渡しの動作を行っています。
是非、動画をご覧になり、生の声と動きをご覧ください。
よろしければ、動画を見てのご意見、ご感想をお寄せください。