トータルマナーへの道のりの第一歩 田野会長インタビュー 第1回
田野会長インタビュー 第1回 トータルマナーへの道のりの第一歩 2014年3月
トータルマナー株式会社、関西作法会、会長 田野直美が マナーを広めようと決意したきっかけが語られています。
是非、生の声をお聞きください。
~概要~
トータルマナー株式会社、関西作法会、会長 田野直美が
マナーの研究を始めたのが昭和51年。
自ら学び始めたのではなく、当時通っていた着物の着付け教室の恩師が
マナー教室を開講し、誘われて学びだしのがきっかけでした。
にもかかわらず、それから40年近くもマナーに携わり、
現在では60名もの講師の代表を務めるが、その続けてきた理由とは?
「私が、マナーを学び広めていきたいと強く感じたのは、
イギリスのビクトリア女王様の、とあるエピソードを知ってからです。」
ある時、ビクトリア女王がアフリカの王様をお招きして晩餐会をお開きになりました。
その晩餐会の席で出たフィンガーボウルの水をアフリカの王様が誤って飲んでしまいました。
フィンガーボウルとは、一般的には直径10㎝ほどの銀の半円球の器
(ガラス製や陶器製のものもあります。)で、
エビやカニ、へた付きのイチゴやブドウなど、
手を使わないと食べにくい料理が供される時に、
ただの水、または消臭のために、
その水にレモンやコリアンダーを入れて出される、手を洗うための器です。
テーブルマナーでは、両手の指を一度に入れるのは良くないとされ、
片手づつその器に指先を入れて洗います。
ただし、中華料理などでも手を洗う器が用意される場合がありますが、
その場合は両手同時につけても構いません。
さて、フィンガーボウルの水を飲んでしまったアフリカの王様を見て、
ビクトリア女王様はどうされたのか?
なんと、ビクトリア女王様も同じようにフィンガーボウルの水をお飲みになりました。
ビクトリア女王様は、当然、フィンガーボウルの水は飲むものではなく
手を洗うためのものと知っていたはずです。
では、何故、そこでアフリカの王様と同じようにお飲みになったのでしょうか?
それは、今、アフリカの王様を国賓としてお迎えして、
おいしく、楽しく過ごしていただきたいという場面で
女王様が手を洗ってみせたら王様に大恥をかかせます。
それをしないがためにビクトリア女王様は機転をきかせたわけです。
「マナーは型どおりにするのではなく、相手を気遣う心である」
「ビクトリア女王がとったこの行動に大変感動し、マナーを学び広めたいと思いました。」
これが、本当にトータルマナーへの道のりの第一歩だったのです。
さて、田野会長はこのエピソードを色々な場面で話されます。
ある時、この話を聞いた学生から質問されたそうです。
どのような質問で、どのように答えたのか?
これは是非、動画をご覧になり、生の声をお聞きください。
よろしければ、動画を見てのご意見、ご感想をお寄せください。