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しきたり歳時記

アサヒファミリー 2002年9月20日 掲載

5.出会い増やして良縁得るには… 事前の確認と誠実な対応が鍵
   — お見合いのマナー

 今回のテーマは「お見合い」。近ごろは堅苦しい正式なお見合いよりも、知人や友人の紹介で趣味や遊びの場で会ったり、民間の結婚相談所や公共機関が開くパーティーの中から、好みの会を探して参加するなどのスタイルが主流です。とはいえ、生涯の伴侶を決める大切な出会いの場。良縁をゲットするために必要なマナーについて、関西作法会会長の田野直美さんに聞きました。

自己PRはしっかりと

 お見合いのメリットは、自分の交際範囲では会えない人や希望に近い人に会え、両人や両家のバランスがとれること。そのためには釣書などの自己PR事情が明確であることが大切です。
 趣味や自己PRは、自分らしさが出るよう誠実に書くこと。書類に何も書いていないため、見合いの席で聞いたら「質問攻めで不愉快だった」と断られた例があります。事前の情報は会話の糸口。それを誠意をもって伝えておくことは出会いの日を快く過ごすために必要な配慮です。スナップ写真が必要な場合は、必ず1人で撮ったものを使いましょう。本人よりも隣に写っている姉の方が良かったということもあります。

 
付き添いは控えめに

 お見合いに付き添う場合は控えめに。付き添いは、女性は父親、男性には母親が一般的です。父母が、相手を同姓の目で確認できるからです。同姓の親が横に並ぶと、将来が見えてしまうという理由もあります。我が子を思うあまり、息子や娘の自慢話をしたり、しゃしゃり出るのは禁物です。

TPOをわきまえた服装を

 会う相手や、パーティーの参加者が、当日どんな服を着て来るのか、仲介人に確認を。豪華な着物とTシャツにGパンなど、装いがアンバランスでは、仲介の後、出かけるのもままなりません。野外パーティーに正装では、TPOをわきまえない人という印象を与えます。付き添う人は、主役より目立つ装いは控えましょう。

対等の関係を心がけて

 費用は、仲介人の飲食代も含めて両人で折半に。おごってもらうのが当たり前という女性がいますが、将来が決まらないうちは、貸し借りなしの対等な関係がいいでしょう。
 仲介人、紹介してくれた友人や知人には、事後の報告を忘れないこと。見合い後、1週間~10日前後に、今後の方針を伝えましょう。断るか、結婚を前提に付き合うかの結論を出すリミットは3ヶ月まで。断る時は、相性が合わないことをはっきり告げること。相手を気遣い、「私にはもったいない」と言うのはうそが過ぎて、かえって失礼です。

   
親の意見も自信を持って伝えて
   

 わが子の見合い相手に会って得た印象は、押し付けではなく、アドバイスとして伝えましょう。子供の性格、生活習慣を誰よりも知っているのは親です。人生経験も踏まえた助言は、子どもたちが将来の伴侶を選ぶときの参考になるはずです。