マナーは、私に大切な価値を与えてくれました。
たまたま目にしたフリーペーパーを見て、気軽な気持ちで説明会に参加いたしました。
そのころ、私は人材派遣会社に勤務しておりました。
支社長に言葉遣いや態度が悪いと注意され、
そこそこの年齢を重ねているにも関わらず、悔しいそして情けない気持ちでした。
その思いを払しょくするために入会を決めました。
学びを得て、自分がよいと思い込んでいた立ち居振る舞いやマナー全般が
どれほどに恥ずかしいものだったことでしょう。
派遣会社では残業が当たり前なので
午後6時になれば会社を抜け出し授業に出席し、
また会社に戻るという日も何度かありました。
悔しい、情けない思いが目標に変わり、
大変だった時間も会長や先輩先生、
そして同じ志を持った同期の仲間たちに出会い、
励まされ新しい自信が生まれました。
仕事上、1ヵ月間の出張で授業に出られず、
その間にリーマンショックのあおりを受け、リストラになりました。
人生のトンネルに入ってしまい暗い気持ちに沈んでしまいました。
そのような中、久々にこの教室に来た時、
会長の「待っていたよ。」の一言に、
心の居場所を見つけることができました。
夢と笑顔を育む力、希望をもたらす力、その温かいひと言に助けられ、
ひとつひとつスキルアップできる、しっかりとした教育システムのもと、
現在では、専門学校や大学でマナーの良さを伝えることを喜びとして教壇に立たせていただいています。
あの時、入会していなければ今の私はない。
どうしていただろう・・・と時々考えます。
最初はマナー講師なんて考えてもみませんでした。
ただ、悔しい情けない思いを払いのけるために入会しましたが、
今では、企業の上層部の方と対等にお話しすることもでき、
経営者の方の言いにくい言葉を研修の中で伝える立場をいただけることに、
この私が・・・と恐縮しています。
自信がないからやらないでは、
いつまでたっても力がつかず、自信はつきません。
やってみることで成長でき、自信につながります。
ぜひ一緒に学びませんか。S.M
※この記事は、マナー講師養成講座説明会にて発表された修了生のスピーチです。